スクールロイヤー

土曜ドラマ「やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる」PR[字]
4月21日土曜17:55 -18:00NHK総合1


土曜ドラマ「やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる」いよいよ今夜8時15分から放送開始!!
土曜ドラマ「やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる」いよいよ今夜8時15分から放送開始!!4月から「スクールロイヤー制度」がスタート。スクールロイヤーとは、法律を武器に学校をサポートする弁護士のこと。このドラマは混乱を極めた教育現場に、スクールロイヤーとして飛び込むことになった新人弁護士が、体当たりで生徒や教師と向き合い、傷つきながら成長していくヒューマンドラマである。(Gガイド番組表から引用)

 

 最近、学校現場には、いろいろな職種の人が増えてきた。スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、キャリアアドバイザー、地域コーディネーター、スクールサポーター、そしてスクールロイヤーと言われる人々である。

 

 これらの人々は、常時学校にいる人という訳ではなく、たまに来ては、しばらく校長、教頭や教育相談担当教員や担任と話をして帰っていく人が多い。中には常勤の方もいる学校もあるようだが、多くは非常勤の職員だ。あっちこっちの学校を掛け持ちして、生徒の様子を聞いたり、じかに相談を受けたりするようだ。

 

 学校事務職員は、彼らと生徒や保護者に関しての話をすることはまずない。直接、仕事の内容に関わる話を交わすこともない。

 

 学校事務職員に求められていることは、大ぐくりにすると、お金のことと物品のこと、それと手続きのことだけと言える。

 

 学校は、明らかにその最大多数が教員であり、教員中心の社会であることは間違いない。

 

 何か起きれば、彼ら(他職種)や我ら(学校事務)の間を取り持つのは、教員であり、教員のいないところで連携の場ができることはない。

 

 だから、教員はますます忙しくなる。他職種の人が増えれば増えるほど、課題がうきぼりになるからだ。いや、社会的な課題が浮き彫りになってきたから、他職種の人々の助けが必要になってきて、それに対応する教員が忙しくなっているとも言える。

 

 今日観たドラマもそれを物語っている。学校に法的なものの考え方が入ってくる。それはそれで、課題を打開するのに大きな力だ。しかし、その衝撃は大きく、飛び散った何かの破片を拾っていくのは、いまのところ教員しかいないのだ。